ミャンマーの秘境、チン州を訪ねる&トレッキングツアー
ミャンマー、チン州までの道のり
まずは早朝のフライトでヤンゴンよりバガン遺跡のゲートシティ・ニャンウー空港へ。
そこから陸路で、一気にチン州のカンペレッを目指します。ニャンウーでお出迎えしてくれるのは4WD。通常のバガン観光では、使わない車種なので、空港の駐車場でも少し目立ちます。
ニャンウー空港を出発した車は、まずはエーヤワディー川に沿って、チャッウの町を目指します。チャッウの町までは約1時間半。チャッウには、周辺の村人が通う大きな市場があり、旬の野菜や果物、香辛料、食用油などの食材や、衣服や薬などの日用品、たばこやおもちゃなど何でもごちゃまぜになって売られています。
今は、ミャンマーも韓流ブームらしく、韓国の映画やドラマが人気です。そのため、日本人の私は“韓国人かい??”と市場のおばちゃんたちに何度も尋ねられました。。。
また、チャッウは石油が採れることでも有名で、道中、採掘をしている様子も見られます。
チャッウの街並 | チャッウの市場 | チン州へ向かう人用の冬服も売っています |
ミャンマーではかかせないタナカ屋 | たばこ屋のお姉さん | 油売り屋のお兄さんは昼寝中でした |
かわいい女の子にも出会いました | チャッウの街郊外の石油採掘現場 |
この町を出て、エーヤワディー川を渡ると、景色はガラッと変わり、徐々に、険しい山道へと突入していきます。俗にいうマッサージロードで、未舗装の山道をガタガタと進みます。この道が故に、雨の降らない乾季でないとチン州へのアクセスは、安全上、難しくなっています。
途中のローカルレストランで、昼食を取り、その後も同じような道をソウの町まで進んでいきます。ソウに着くと、道路状況は良くなり、アスファルトの舗装もされています。チャッウからソウまでは約110キロ、約3時間強はグラグラの車中が続きますが、途中、綺麗なひまわり畑や、国の政策として行われたヒマシ油の畑が見られます。また、高台からの山の新鮮な空気を吸うと、移動の苦労もかなり軽減されます。
ソウから宿泊地のカンペレッまでは約1時間。徐々に、標高も上がり、カンペレッに着く頃には、標高は約1,200メートルになります。まずは、チン州への入域手続きを済ませ、ホテルへ。 ※2013年6月現在、チン州への外国人の入域許可書の取得は、不要となりました。
道中 | ひまわり畑の黄色がきれいです | チン州への入り口 |
道中も山の景色です | 途中の村の子どもたち | カンペレッ街の入り口 |
途中の村のお家 | ヒマシ油 | 山道から村人が・・・!! |
チン州・ナマタン国立公園
チン州は、ミャンマー西部の州で、東はサガイン管区とマグエ管区、西はバングラディッシュ、北はインド、南はラカイン州に接しています。
チン州南部には、ナマタン国立公園があり、ここは1994年に国立公園に制定され、広さは約722キロ平方メートル。今回の目的のひとつ、ミャンマーで3番目に高いといわれる標高3,053メートルのビクトリア山(ミャンマー名:ナマタン)も、この国立公園内にあります。
ここには、野生の蘭を始めとする多様な植物が自生をしていたり、280種以上を超す鳥類が棲息をしていたりと、欧米人の間では、密かなバードウォッチングやハイキングのスポットとなっています。ここでしか見られない固有の鳥も5種いると言われています。
ここでしか見られないという 固有種の鳥 |
野生の蘭 |
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国立公園の全体マップ | ||
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