モウラミャイン&パアン&ヤンゴン【バスの旅編】
レポートした長距離バス移動が含まれるツアー⇒日本発着|ヤンゴン現地発着 |
ミャンマーの長距離バスで、これから大注目の観光地・モウラミャイン&パアンへ!
モン州の州都モウラミャインと、最近許可無しで行けるようになったカレン州の州都パアン。地理的・歴史的にもタイとの交易拠点です。
観光スポットとしては「もうひとつのゴールデンロック」と呼ばれる山頂のお寺や
知られざる聖地があります。
また、思わず息をのむような手つかずの自然や風景がまだたくさん残っており、それらに出会えるのがこのツアーの最大の魅力!
そのほかにも、モウラミャインからさらに南にある「泰緬鉄道(ミャンマー~タイ間に第2次世界大戦中の日本軍が建設)」のミャンマー側起点であるタンビュッザヤまで足を延ばし、今なお残る戦争の傷跡もたずねます。
まず初めにヤンゴン~モウラミャイン、パアン~ヤンゴンの長距離バスの旅のレポートから!
現地の人々にまじって長距離バス移動!
長距離バスに揺られながら、現地の人々に混じって行きはヤンゴンからモン州・モウラミャインまで、帰りはカレン州・パアンからヤンゴンまでを移動します。 | |
偶然、同じバスに乗り合わせた人々との会話やお菓子の交換会など、現地の人々に溶け込んだ体験に出会えます。 | |
バスのチケット | |
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旅は道連れというように、現地の人々と一緒に遠足気分を楽しめる長距離バスの旅へご案内いたします! |
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カラフルな制服のかわいいバスガイドさん |
初体験!ミャンマーの長距離バスで遠足気分♪ |
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ヤンゴンにはバスターミナルが2つありますが、今回は、ミンガラドン工業団地の近くのバスターミナルから出発。 |
利用したのは、マンダラミンというバス会社。 ヤンゴンのバスターミナルより乗車します。 ミャンマー中からバスが集まるターミナルだけあって、とても広く、朝から活気があります。 |
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「ミャンマーの長距離バス」と聞くと、 |
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荷物は下に入れられます。日本の高速バスみたい。 | ||
でも実は、最近の民主化に伴い、主要な道路をはじめ街中を走る車もかなりきれいになり、長距離バス会社もバスの設備はもちろん、サービスにも力を入れ始めているのです。 |
待合い室ではコーヒーや紅茶も飲めます。 | |
ミャンマーの酔い止めはミカン?? |
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売り子さんも元気な声で、みかんを売っています。 今が旬なのかと思いきや、バスに酔わないために買っていくミャンマー人が多いとのこと。 日本でも梅干しを食べると酔わないというように、酸っぱいものを食べると酔わないということのようです。 |
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まずは、バス会社のオフィス兼待合室へ行き、乗車するバスを確認。出発の30分前には、バスに乗車ができました。外国人は私だけでした。 | |
車内はとても清潔で、お水やクッションのサービスもあります。 日本の長距離バスと変わらない設備にびっくり! |
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調節可能なエアコンもついてます | |
最近の長距離バスには、飛行機の客室乗務員のように、乗客への案内やお世話をする乗務員が乗車しています。 今回の担当は赤い制服の似合うキレイなお姉さま。 乗車前の名簿チェックや、車内でのアナウンス、気分が悪くなった方のケアなどをしてくれます。 |
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いよいよ時間になり、ターミナルを出発。 今回は、ヤンゴンを8時30分出発、 モウラミャインに15時頃到着予定。 6時間半の長距離移動です! |
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ミャンマーでは到着時間を聞いてはいけない?! |
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最初に乗務員さんから車内禁煙、他の人に迷惑をかけないように騒がない、お弁当を開けないといった注意事項や、昼食予定時間のアナウンスがあります。 | |
ここで、不思議だったのが、到着時間の案内がないこと! ミャンマーの言い伝えでは、乗り物のドライバーさんに到着時間を聞いてはいけないのだそうです。 到着時間を聞くと、事故にあってしまったり、縁起の良くない出来事が起こるといわれているためだそう。 そのため到着時間の案内はなく、ミャンマー人の乗客もそのことは誰も聞きません。 今回は、ミャンマー流に、時間に追われず旅を楽しむことにしましょう! |
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ヤンゴンを出ると、 途端に建物のない景色に変わります。 |
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車内では、ミャンマー映画の上映が行われ、 さながら移動映画館のよう。 ミャンマー映画はわかりやすいストーリーのものが多く、コメディタッチな場面では皆が一斉に声をあげて笑います。言葉がわからなくても、その雰囲気だけで楽しむことができました。 |
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ミャンマーではやっぱりお坊さんが一番エライ!
到着時刻は11時30分。 「あれ?ちょっと早いんじゃない?」と思いましたが、 これにはミャンマーならではの理由がありました。 バスには修行中のお坊さんや尼さんも乗車します。 修行者はお昼の12:00以降、食べ物を口にしてはいけないという戒律があります。そのため、それより前に食事ができるようにバス会社が調節をしています。 仏教国のミャンマーならでは!の時間配分ですね。 |
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エンジ色の袈裟を着たお坊さんが乗車しています | |
走り始めて、約3時間経つと、お昼のドライブインに到着です。 ドライブインは料理を見て選べる形式のレストランなので、あまり迷わず注文することができます。 |
昼食後、バスは一気にモウラミャインを目指します。 移動の車中は、映画を楽しむ人や眠りにつく人、会話に花を咲かせる人などさまざまです。 隣に座ったおばあさんは、親戚が住む町のお寺のお祭りのため、モウラミャインへ行かれるとのこと。手にはお土産をたくさん持っていました。 |
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雨の中、さらに走ること約3時間半。 タンルウィン川にかかる長い橋を渡ると、 モウラミャインに到着です。 |
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モウラミャインに到着 |
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バスターミナルは、ミャンマー第3の都市だけあって広いです。 | |
到着時は、あいにくの雨でしたが、バスが到着するなり、出迎えの人々でバスの下車口がいっぱいになります。 ヤンゴンからのお土産を持ってきてくれた家族や知人を迎えにきているようでした。 私たちも、現地のドライバーさんのお出迎えを受け、ここからは専用車にてモン州とカレン州を回ります。 |
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パアンからヤンゴンへ帰る |
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帰りはカレン州のパアンよりヤンゴンへ戻ります。 パアンのバスターミナルは、周りを山に囲まれ、 とてものんびりとした雰囲気です。 |
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何故か、ターミナルにはビリヤード台が。 そこでゲームをしている人たちの姿もありました。 |
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帰りのバスは、各人にピンクのかわいらしい毛布付き。 そして何故か、おしぼりと合わせて歯ブラシセットのサービスも。 帰りもお決まりの映画上映を楽しみつつ、ガイドさんや他の乗客との話に花を咲かせながら、 あっという間にヤンゴン到着となりました。 |
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専用車での長距離移動であれば、好きなところで車を止めての写真撮影や休憩がとれるというメリットがあります。バスでの移動であれば、好きな場所で止まることはできませんが、偶然同じバスに乗り合わせた人々との会話やお菓子の交換会など、現地の人々に溶け込んだ体験ができます。旅は道連れというように、現地の人々と一緒に遠足気分を楽しめる長距離バスの旅。きっと心に残る思い出になると思います。 |