体験レポート

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首都ハノイやホーチミンのような大都市でも、少し郊外に出ると水田が広がり、水牛が草をはむ農村風景が広がります。稲作の国ベトナムの典型的な風景のひとつです。

ところで、日本人と同じように米を作り、米を食べるベトナム人ですが、彼らの食生活における米は炊いたご飯として食べるほか、米粉などに加工してさまざまな料理にも使われます。例えば、ベトナム料理と言って日本人の多くが思い浮かべる「PHO(フォー)」の麺も、生春巻きのライスペーパーも米粉からできています。

また、もち米を使ったおこわやお餅を食べる習慣もあり、食事だけではなく、おやつにもお米を使ったものがあり、日常的に食べられています。

ベトナムは大きく北部、中部、南部に分かれ、言葉も食生活も習慣もそれぞれ異なります。
ここでは、この3つの地方の米を使った代表的な料理について簡単にご案内しましょう。


▲日本人によく知られているフォー
(c)ASEAN-Japan Centre

▲日本ではベトナム料理の代表格として知られる生春巻き
(c)ASEAN-Japan Centre
首都のあるハノイの有名料理といったら、やはりチャーカーでしょうか。揚げた魚を、米粉でつくったブンという細麺やハーブと一緒に食べる料理で、通りの名前になったほどベトナムでは親しまれている料理です。気がついたらブンを何回おかわりしただろう、というくらい食べてしまうほど、麺と具、ハーブとの取り合わせが最高なのです。


▲ハノイ名物のチャーカ―
(c)ASEAN-Japan Centre
次に、中部です。長く皇帝がお住まいになっていた場所で、皇帝のための宮廷料理をはじめ、庶民の食生活においてもさまざまな料理が生み出されました。その中でも、なんとも可愛いらしい米を使った料理が、BANH BEO(バインベオ)です。片手に2つは乗るくらいの小さな皿に米粉をいれて蒸し、その上にエビのでんぶやネギなどを載せた料理です。

ヌックマム(魚醤油)で作ったたれをかけて、皿肌に沿ってスプーンですくい取って食べるという、食べ方もかわいらしい料理です。米粉で作った生地のぷるぷるした食感と、甘いのに辛くてコクがあるたれとの相性が最高です。


▲かわいらしいバインベオ

▲ぱりぱりとした食感のバインセオ
(c)ASEAN-Japan Centre
また、南部ではBANH XEO(バインセオ)がおすすめです。米粉にターメリック(ウコン)を入れて黄色くなった生地を薄く鍋肌に沿って入れ、そこにモヤシや豚肉、エビなどを入れてぱりぱりに焼いたものがバインセオです。新鮮な野菜で巻いて食べるのですが、米粉由来のぱりぱりした生地が香ばしく、野菜との相性も抜群です。
以上、ご紹介させていただいたのは、稲作の国ベトナムの米の食文化のほんの一角です。

本場ベトナムでベトナムの食を思う存分体験してみませんか?








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