カンボジアのシェムリアップ市内から車で約1時間ちょっと、のどかな農村にホームステイするツアーにご参加頂いたお客様に同行した際のレポートをお届けします。
今回ご参加頂いたのは大人6名(男性1名・女性5名)、男児1名、計7名のお客様。
ホームステイ先は、ピースインツアーカンボジア支店オークンツアーのガイドであるサロンさんの暮らすサムロム村。
人口は約800人。そのうちサロンさんの親戚が約200名。
会う人会う人サロンさんの親戚で、本当にみなさんよく似たお顔をしています。
※現在は訪問先の事情によりホームステイ手配を休止しており、日帰りプランのみとなります。
ウェルカムドリンクのココナッツジュースでお出迎え
シェムリアップ市内から車で1時間ほどでホームステイ先のサムロム村に到着。
途中でお昼ご飯をとり、村に着いたのは14時頃。
ウェルカムドリンクの『フレッシュココナッツジュース』でお出迎え。ココナッツに差し込むストローも丁寧に1人1つずつ用意されていました。
ちなみにココナッツジュースは栄養価が高く、カンボジアでは病気になったときなどに重宝されるそうで、スポーツドリンクのような存在です。
ジュースで喉を潤した後は、サロンさんがココナッツの皮を利用してスプーンを作り、飲み終わったココナッツを半分に割って中の果肉をいただきました♪プリプリでとってもおいしく、さらに美容にも良いんですよ!
参加者の皆さんは初めての経験で、感激されていました。
ホームステイで泊まるお部屋
寝泊りするお部屋は高床式の2階部分です。
木造で約20畳の大部屋と、中にベッドが入っている部屋が1室あります。
今回は成人男性1名、成人女性5名、男児1名でしたので、成人男性のお客様に小部屋を使っていただきました。
扇風機、蚊帳、マットレス、毛布、枕は用意されています。
また、2階のテラスでは、ロッキングチェアーのような椅子が2脚あり、ゆっくり休むことができます。
農村の様子も一望でき、遮る建物もありませんので風が心地よく通ります。
近所の市場を散策
お部屋に荷物を置いて、休憩した後は農村内の市場を散策。
食材や日用品、手作りのおやつなどが売られ、参加者の皆さんは興味津々。
▲左から、ヘチマ・干し魚・アヒルの卵・ペコー(根菜)
トイレは1階に洋式(手桶式)が1箇所。
トイレットペーパーは流せないので、備え付けのごみ箱に入れます。
日本人が使えるトイレはここだけになります。
綺麗に掃除されていました。
※カンボジアの方が使っているトイレはありますが、水洗ではなく電気もありません。
風呂釜のようなところに溜めた水を桶ですくい、水を流します。
また、ここで水浴びができます。
農村部ではお風呂場といえるものは特に無く、基本的に水浴びです。シャワーはありません。
参加者の皆さんから、せっかく村に来たので、屋外の井戸水を使って水浴びをしてみたい!とリクエストが。
井戸はポンプ式ではなく、ロープを縛り付けたバケツを落として引き上げます。井戸はかなり深いので、慣れていないと大変ですが、サロンさんの親戚の女性が手伝ってくれました。(すぐ横にポンプ式の井戸もありましたが、掘ったばかりでまだ使えない状態でした)日本の習慣とは異なりますが、カンボジアの昔と変わらない農村の生活様式を体験することができます。
村人たちとの交流タイム
水浴びの後は、遊びに来ている村の子ども達と自由に交流タイム。
子どもたちはボール遊びも大好き!言葉が通じなくても遊び道具があるとすぐに仲良しに。
ハンモックで横になったりもできますよ。
カンボジアの家庭料理に舌鼓を打つ
夕食のメニューは、空芯菜炒め・豚肉のしょうが炒め・キャベツと肉団子のスープ・デザートに完熟マンゴー、サロンさんのお母さんや親戚の方が作ってくださいました。
カンボジア料理を勉強したい人は見学も可能です。
食事は日本人の口に合う味付けでとても美味しく頂きました。
ただ美味しいだけでなく、水浴びや子どもたちと交流している間も時間をかけて作られていた事が分かったので、手間隙かけて作られた「ご馳走」に参加者の皆さんは胸を熱くされていました。
参加者の男の子はなんとご飯を4杯も食べました!
デザートの完熟マンゴーもとても美味しく、「こんなの日本では高くてとても買えない!」と参加者の皆さんは大変感激されていました。
伝統楽器の生演奏で憩いのひととき
夕食後、少し休憩してからテラスで村の楽団の方たちによるカンボジアの伝統楽器(トロー(胡弓)・洋琴(クム)・太鼓(スコーダイ))などの生演奏。
夜風に当たりながら、生演奏を聞かせていただき、素晴らしいひと時を過ごしました。
一通りの演奏の後は、楽器を実際に触らせてもらいました。
これには参加者の皆さんも大感激!
一時間ほど教えて頂いた後、楽団の方も即興で合わせて歌い・太鼓を叩き・踊ったりと大変盛り上がりました!
就寝時について
演奏が終わり、部屋に入ると蚊帳とお布団が準備されていました。
扇風機もあります。
朝方は冷えるので、靴下やパーカーなどを持参されることをおすすめします。
農村にはほとんど電気が無いため、満天の星空を見ることができました。
賑やかな朝の市場を見学しました
朝の市場は大変活気があるということで、早朝4時に起床して市場の見学に行きました。
テラスからは朝焼けが見られ、真っ赤に染まっていく空がとても神秘的でした。
朝の市場には色々な屋台や、昼には売っていないものもたくさんあり、カンボジアの人の生活を垣間見ることができます。
見学の後はコーヒー屋さんで練乳入りコーヒーをオーダー。
濃厚で美味しい!
朝の市場には、朝ごはん中の人、シェムリアップの街にココナッツを売りに行くおじさん、修理屋のおじさん、市場に商品を卸して一仕事終えた人、乗り合いタクシーの運転手さんなど、様々な人がいることをサロンさんが教えてくれました。
日本とは違うのんびりとした朝の時間に、参加者の皆さんも考えることが多かったようです。
テラスで朝ごはん
テラスにて、おかゆ・干し魚・ノムバンチョック(麺料理)をいただきました。
早朝から市場の見学でしたので、 皆さん「日本では朝からこんなに食べられへんのにー!」
とモリモリおかわりされていました。
デザートは採れたての新鮮なバナナ。
「房がついているバナナを見るのは初めて!」と房からはずして食べるのを楽しまれていました。
牛車でのどかな農村を散策
朝の支度を終えた後は、牛車に乗って農村散策。
それぞれ3台に分かれて乗車。
牛車には椅子なども用意されているので、洋服が汚れる心配もなく、牛の臭いもほとんど気になりません。
ただ、ゆっくり進みますので、暑さ対策(帽子や日傘)と蚊の対策は必要です。
ヤシ砂糖を作っているお家(シェムリアップの街からも買いに来る人がいるちょっとした有名なヤシ砂糖だそうです)や、サロンさんの田んぼ、村のお寺など1時間~1時間半ほどかけてゆっくりと散策しました。
村の人たちが手を振ってくれたり、子どもたちが追いかけてきたり、先回りしていたり・・ここでも交流を持つことができました。
村のみなさんとお別れ
サロンさんのお家に戻ると、ガイドさんがお迎えに来ていました。
帰る支度をし、近所の子どもたちやお世話になったサロンさんのお母さんや親戚の皆さんと写真を撮りました。
皆さんバスが見えなくなるまで、手を振ってくれました。
サムロム村では、市街地のように便利なものは何もありません。
日本から来た人には、不便に感じる部分もあるかもしれません。
でもそこで、自然と共に暮らす人々の息づかいが感じられる村でした。
朝日と共に起床し、日が暮れると床につく。
自然を大切にし、家族を大切にする。
助け合い、毎日を笑顔で過ごす。
たった一日の滞在でも、私たち日本人には考えさせられることがたくさんあります。
たくさんの笑顔と、経験と、学びのあるホームステイでした。
また絶対に行きたいと思わせてくれた出逢いに感謝し、また再会できる日まで元気でいてね!
と声をかけ合い、サムロム村を後にしました。
ピースインツアーカンボジア事務所 オークンツアー
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